日本は健康大国といっても過言ではないほど、健康ブームがつづいている国のひとつです。
そんな日本国内で、今注目されている健康法のひとつに「糖質制限」があります。
糖質制限は読んで字のごとく、食事で摂取する「糖質」の量を制限する食事法。
この糖質制限、実は私たち日本人にとって非常に相性が良い健康法だと言えるのです。
糖質過多な日本人の食生活
なぜ糖質制限が日本人と相性が良いのかというと、それは日本人の食文化にあります。
日本には「主食(炭水化物)と主食(炭水化物)を組み合わせて食べる」という食文化が根強く残っていて、うどんと一緒におにぎりやいなり寿司を食べる、パンに焼きそばやスパゲティをサンドする・・・他にも「ラーメン&チャーハンセット」というメニューが当たり前のように並びます。
蕎麦に小ぶりな丼、パスタにバケット、お好み焼きや焼きそばとごはん、なども珍しい組み合わせではありませんよね?
実はこのような炭水化物+炭水化物を組み合あわせるメニューの多くはは日本独特のもの。海外の方が見て驚くような場面も少なくありません。
なかでも餃子(餃子の皮は小麦粉でできていて糖質が多め)と一緒にご飯を食べるというのは、本場、中国ではありえない組み合わせ。
こういった「炭水化物+炭水化物」の食事は私たち日本人にとっては当たり前ですが、健康の観点で考えるとあまり良くありません。
クワココくん
糖質制限で効果が出やすい日本人
「炭水化物+炭水化物」のメニューが当たり前になっている日本人の食生活というのは、正直なところ「糖質過多」と言えます。
言い換えれば、そこを見直すことで糖質の摂取量を抑えることができるということ。
糖質制限は、体のエネルギー源となる主食を摂らないことで、日常生活に支障をきたす可能性があるため、海外では「危険な食事法」として見られることも少なくありません。
しかし、日本の場合は普段の食事の中に糖質がかなり多く含まれているため、食事の中からご飯(お米)の量を減らしたり、あるいはご飯を抜いておかずだけの食生活を続けたとしても、さほど大きな危険は無いのです。
もちろん徹底して糖質を抜き、完全糖質ゼロの生活は心配ですが「ご飯を抜いて、他のもので糖質を得る」程度であれば基本的に問題はありません。
砂糖やみりんといった糖質を多く含む調味料も日本では多く用いられますから、そういったところでも糖質の摂取量を見直すことが可能。
実際、日本は食文化が豊かになってから、この糖質との戦いであったといっても過言ではありません。
現在でも、糖尿病や糖尿病予備軍の方が増加。年配の疾患と思われがちな糖尿病ですが、最近では比較的若い年齢層の方でも血糖値のコントロールが難しい方が出てきているのです。
普段から糖質を制限することは健康維持につながり、またダイエットや体型維持に関してもプラスの作用をもたらします。
日頃、糖質を摂取する機会の多い我々日本人にとって、この糖質制限という食事方法は実は非常に相性の良い健康法。もし興味のある方は「1食だけお米を抜く」「ご飯量を半分にする」程度の糖質制限からはじめてみてはいかがでしょうか。
また糖質の吸収に働きかける桑茶(桑の葉茶)や桑青汁(桑の葉青汁)などを活用するのも手軽で続けやすいと思います。
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