日本で古くから親しまれている果物“柿”。
「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざもありますが、古来より健康に役立つ果物として愛されてきました。
柿は「実」だけでなく、「葉」にも健康パワーがぎっしり。
そんな柿の葉を使った柿の葉茶は、ビタミンCがたっぷりと入った健康茶として知られているんです。
ビタミンCの宝庫!柿の葉茶
柿の葉茶は美味しい味わいも魅力ですが、ビタミンCが豊富に含まれている点が最大のメリットです。
熱に強いビタミンCが豊富
一般的に、ビタミンCは熱に弱いので、加熱することによって壊れてしまいます。
しかし柿の葉に含まれている「プロビタミンC」と呼ばれるビタミンは、熱や加工に強いというメリットが。
だから柿の葉茶は、お湯で淹れてもビタミンCが損なわれることがありません。
柿の葉に含まれるビタミンCの量は、緑茶の20~30倍、レモンの10~20倍とも言われています。
サプリメントに頼らずとも、ビタミンCがお茶を飲むだけで摂取できるのは魅力的。
さらにビタミンCの他にも、葉酸やミネラル、ポリフェノールが豊富に含まれる点も柿の葉茶の特長です。
ノンカフェインの柿の葉茶
柿の葉茶は、カフェインを含みません。
最近では、カフェインを気にする人もかなり増えてきていますよね。
カフェインゼロの柿の葉茶は、妊娠中の方や小さなお子様も安心して毎日ゴクゴクお飲みいただけます。
柿の葉茶は美味しい?味わいは?
柿の葉茶は、ごく一般的なお茶を想像して淹れると「色が薄い」と感じることでしょう。とてもキレイな金色が、柿の葉茶本来の色味です。
あまり色が出ない柿の葉茶ですが、その味わいはスッキリとした酸味が感じられるもの。
お湯を注ぐと、たちまちビタミンCがお湯に溶け出して酸っぱい味わいになるんです。
ちなみに「酸っぱい」と言っても、レモンのような風味ではなく、爽やかで心地良い酸味。
苦みや嫌な香りもないので、お子様からお年寄りまで美味しく飲んでいただけると思います。
柿の葉茶の効果的な淹れ方
ここで柿の葉茶の効果的な淹れ方を紹介したいと思います。
ちなみに柿の葉茶はホットだけでなく、冷やしてアイスで飲んでもとても美味しい健康茶。暑い季節は冷蔵庫で冷やして、ゴクゴクお召し上がりください。
柿の葉茶をやかんで淹れる方法
柿の葉茶のティーバッグ1包に対して、500mlほどのお湯が適量です。
やかんでお湯を沸かしたら、ティーバッグを入れたあと4~5分ほど蒸らせば、美味しい柿の葉茶の完成。
ちなみに煮出してしまうと成分が損なわれてしまう可能性があるので、煮出さず作ることをおすすめします。
柿の葉茶を急須で淹れる方法
急須やティーポットで柿の葉茶を淹れる場合は、ティーバッグを急須に入れて熱湯を注ぐだけ。
5~10分、しっかりと蒸らしてからお召し上がりください。
徹底的にこだわった美味しい「柿の葉茶」
桜江町(さくらえちょう)桑茶生産組合では、品質に徹底的にこだわった、美味しくて安全な柿の葉茶をつくっています。
農薬・化学肥料不使用の安全品質
桜江町桑茶生産組合では、柿の葉茶の原料となる柿の葉を農薬や化学肥料を一切使用することなく栽培しています。
草刈作業もすべて人の手で行っている、手間暇かけた柿の葉。
もちろん原料は柿の葉100%。余計な材料を使用せずにつくった無添加の健康茶だからこそ、ご家族全員で毎日お飲みいただけます。
「柿の葉」収穫専用の柿の木
桜江町桑茶生産組合の柿の葉茶は、柿の木にもヒミツが。
柿の葉を収穫する柿の木は、柿の葉収穫専用なので実を一切採らないんです。
ちょっとかわいそうに思えるかもしれませんが、実を成長させてしまうと、翌年の柿の葉の品質にどうしても影響が出てしまうため、お茶の有効成分と味わいを最優先にし、柿の葉収穫専用として栽培。
また柿の木1本から収穫する柿の葉も、ごく少量に抑えることで柿の木にダメージを与えることのないよう、十分に配慮しているんです。
さらに柿の葉1枚1枚にしっかりと太陽光が当たるよう、木の間隔を広く空けて贅沢に栽培している点もポイント。愛情を持って丁寧に育てた自信の柿の葉茶、ぜひお試しください。
収穫してすぐに加工!鮮度が高いのも魅力
柿は「桑」のようにたくましくないので、慎重に剪定(せんてい)しながら優しく栽培しないとうまく育ってくれません。
柿の葉を収穫したことによって、枯れてしまうことがあるほどデリケートな植物です。
柿の木1本1本の状態をよく観察しながら、柿の葉を少量ずつ収穫。こうやって丁寧に収穫した柿の葉は、鮮度が高い状態で素早く加工場に運び、柿の葉茶に加工されます。
このスピーディーな加工も、美味しくて栄養豊富な柿の葉茶のポイントです。
厳選した素材!歴史ある「西条柿」
私たち桜江町桑茶生産組合の柿の葉茶に使用する柿の葉は、「西条柿(さいじょうがき)」という品種。
西条柿については、800年も昔からあったとされる歴史ある柿で、16世紀半ばには毛利氏と尼子氏の争いの際、武士の保存食として干し柿に加工されていたといった記録もあります。
柿の葉茶に関するQ&A
いつ飲むのが一番効果的ですか?
いつ飲んでいただいてもOKですが、一度にたくさん摂取するより、1日数回に分けて飲んだ方が効果が期待できると言われています。
柿の葉茶に副作用はありますか?
これまで、柿の葉茶の摂取によって副作用が出たといった情報はありませんが、心配な方はまず少ない量から試してみてください。ちなみに過剰に摂取したビタミンCは排出されてしまうので、何回にも分けてこまめに飲むことをおすすめします。
作り置きはできますか?
作り置きして数時間のうちに飲んでいただける場合は問題ありませんが、保存料を使用していない無添加のお茶ですし、栄養成分のことを考慮しても、24時間以内に飲んでいただきますようお願いいたします。
煮出して作ってもよいですか?
柿の葉茶に含まれるのは熱に強いビタミンCですが、長時間煮出すと成分が損なわれる可能性があり、また苦みが出てきてしまうので、煮出さずに作ることをおすすめします。
正しく淹れても色が薄く、成分が抽出できているか気になります。
もともと柿の葉茶は、紅茶や緑茶など他のお茶に比べて色味が薄いという特徴があります。キレイな金色になればしっかりと成分が溶け出していますので、安心してお召し上がりください。
薬を服用していますが、柿の葉茶を飲んでも問題ありませんか?
基本的に薬と併用していただいても問題はありませんが、念のため必ず主治医に確認してから飲むようにしてください。