私たち桑茶生産組合は創業以来、有機栽培にこだわりつづけています。
自然広がる島根の地で、最初は桑の葉の栽培・加工からはじまった事業ですが、今では多くのお客様に支えられ、たくさんの商品を扱うまでに成長しました。
桑茶のパイオニアとして、現在でも複数の機関と連携して研究を進めています。これまでも、これからも、美味しくて安心・安全な桑の葉づくりにこだわってまいります。
有機栽培にこだわり続け20年
農業法人 桜江町(さくらえちょう)桑茶生産組合は、島根県山間地帯の桜江町で桑の研究、栽培と開発を開始し20年以上が経過しました。
他の農地からの影響を受けにくい広大な敷地であり、江の川(ごうのかわ)の度々の氾濫により肥沃になった大地を利用し、有機農法(オーガニック)にこだわり有機桑の葉の栽培を続けています。
食品の安全性志向の高まりやトレーサビリティーの明確化が問われている中、有機栽培から加工・販売までの一貫した管理システムの確立、国内産有機商品の鮮度管理そして「誰が、いつ、どの畑でどんな肥料を」まで明確化する徹底したトレース管理をしております。
島根県、島根大学等との連携し研究をすすめています。
島根県及び島根大学等との連携を強化しながら有機桑を活用した健康食品の開発に努めてまいりました。
その結果2008年度には島根大学医学部と島根県との産学官共同研究により桑葉に含まれる抗動脈硬化作用のある抗酸化物質「Q3MG」の存在を学会で発表させて頂きました。
Q3MGってなに?
島根県桜江町の桑の葉に豊富に含まれる「Q3MG」についてご紹介します。
抗酸化物質「Q3MG」はフラボノイドの一種
抗酸化物質「Q3MG(ケルセチンマロニルグルコシド)」とは、フラボノイドの一種で、抗酸化作用などが期待されます。
お湯でも抽出しやすいという特徴を持ち、健康食品としての機能性向上や、劣化を防ぐ加工方法など、安全性を含めかねてから研究を進めてまいりました。
研究の結果、Q3MGは桜江町産の桑の葉に特に豊富に含まれている事がわかり、抗メタボリックシンドロームに役立つ素材としても研究が進められています。
Q3MGの抗動脈硬化作用について
Q3MGの抗酸化・抗動脈硬化作用について調べた研究結果です。
一番左のものは高脂肪食を与えたマウスの血管。赤い所が動脈硬化を起こしている場所です。
この場合、全体の5.9%に動脈硬化巣があらわれました。
中央の図は、高脂肪食にQ3MGの抽出物を混ぜたエサを与えたものです。動脈効果の発生率を2.8%に抑える結果が出ました。
そして一番右のものが桑葉をエサに混ぜたもの。
この図でわかる通り、高脂肪食のみを食べたマウスに比べ、Q3MGを与えたマウスと桑の葉を与えたマウスの血管は動脈硬化を起こした面積が小さくなっています。
注目すべきは、Q3MG単体で与えるよりも桑葉が混ざったエサを食べたマウスの動脈硬化発症リスクが減少していることです。
血糖値低下のための相乗効果
桑葉に含まれるミネラル類などの天然成分や、桑特有の成分「1-デオキシノジリマイシン(DNJ)」とQ3MGの相乗効果も期待されています。
また、Q3MGは1-デオキシノジリマイシン(DNJ)と別のメカニズムで血糖値を下げる事が分かってきました。
下図は体内に入った糖類の流れを示したものです。
1-デオキシノジリマイシン(DNJ)は食事中の糖分を吸収阻害する事で食後の血糖値を抑える働きが確認されていますが、Q3MGは肝臓のストレスを改善し、吸収された糖分を筋肉のエネルギー消費等に利用し血糖値を下げる働きが研究されています。
桑の葉に含まれる有効成分「1-デオキシノジリマイシン(DNJ)」の働き&メカニズムQ3MGが入った桑葉製品
当ショップで扱う桑商品には、Q3MGのマークが表示されている商品が多数ございます。
Q3MGマークについて
桑の葉を使用している商品のパッケージには、「Q3MGマーク」が入っています(例外もあり)。
優れた桑の新種を配合「蒼楽(そうらく)」
たくさんの桑の品種の中から、成分に優れたものを交配し、8年もの歳月をかけて開発された桑の新品種「蒼楽(そうらく)」。
この成分量の多い蒼楽を使用した桑茶が、その名も『蒼楽(そうらく)』です。
茶葉タイプではなくパウダータイプの桑茶なので、水やぬるま湯に混ぜて飲むだけと手軽さもポイント。機能性表示食品の桑茶「蒼楽」を1日1包。ぜひ続けてみてはいかがでしょうか。
「蒼楽(そうらく)」の効果!機能性表示食品の桑茶の効能をわかりやすく解説!桜江町(さくらえちょう)桑茶生産組合の全商品
こちらからご覧いただけます。島根の味覚や他では買えない商品を取り揃えております。