美味しくごはんを食べた後、さあ仕事や家事を頑張ろう!
そう思っていたのに、食後は急に眠くなってしまって何も手に付かない・・・そんな経験はありませんか?
実はそれ、「血糖値スパイク」が原因かも。
血糖値スパイクの原因や危険な理由を解説します!
危険な「血糖値スパイク」とは?
「血糖値スパイク」とは、食後に血糖値が急上昇と急降下をする現象のこと。
元々、食後に血糖値が以上に高くなる症状を「食後高血糖」と呼んでいました。
上がった血糖値が急に下がることも含めて、尖った針のように上下をすることから、「血糖値スパイク」という言葉が使われるようになったようです。
食後の眠気は血糖値スパイクが原因
冒頭でもお伝えした通り、食後に耐えられないほどのひどい眠気に襲われるのも血糖値スパイクの主な症状のひとつ。
この他にも倦怠感やイライラも症状に含まれます。
これだけでもストレスなのに、血糖値スパイクが何度も続くようになると、血液中に残ってしまった糖が体内で「糖化反応」を起こしてしまう原因に。
糖化反応は老化と言い換えてもいいほど、身体に悪影響を及ぼします。
この糖化反応が恐ろしいのは、肌のくすみやシワといった分かりやすいものから、骨粗しょう症、白内障、認知症、さらには心臓病や、失明などに繋がっていく可能性があるということなんです。
「血糖値スパイク」セルフチェックシート
血糖値スパイクの怖さを理解したところで、自分の生活を振り返ってみましょう。
- 甘いお菓子やジュースが大好き
- 朝食や昼食を食べないことが多い
- 早食いだとよく言われる
- 麺類や丼ものを選ぶことが多い
- 外食をしがち
- お酒が好きでたくさん飲む
- 野菜が嫌い、サラダは食べない
- 食事の時間が不規則になりがち
- 就寝は夕食から2時間以内
- よく眠れず、寝不足気味
- タバコを吸っている
- ストレスを感じる
- 普段から運動をしていない
- 怒りっぽい性格をしていると思う
上記のセルフチェックシートで、チェックの付いた項目が多いほど血糖値スパイクの危険が高くなります。
自分の生活を振り返って、改善できそうな点はぜひ直していきましょう!
血糖値スパイクの予防法
さて、実際に血糖値スパイクを予防するにはどんな生活を心がければ良いのでしょうか?
食事と生活に大きく分けて、細かく見ていきましょう。
食事編
食事をするときに特に気を付けたいのは「食べ過ぎ」「飲み過ぎ」「早食い」の3つです。
身体に良い食べ物を摂るようにしていても、この3つが揃ってしまっては台無し!
大量の糖を短時間が身体の中に取り入れることで、血糖値が急上昇する原因になってしまいます。
食べる量を減らすのであれば、主食を少し減らすように意識するのが良いでしょう。
また、食材を変えるのはもちろん、食べる順番を変えるだけでも効果アリ。
「ベジタブルファースト」としてサラダや野菜中心のメニューを先に食べ、そのあとにメインディッシュや主食を食べていくのがオススメです。
この順番で食事を進めると、野菜の食物繊維によって糖が包まれて、糖の吸収スピードを緩やかにしてくれます。
おかずと主食を食べる順番はそこまで厳密ではなく、最初の野菜をきちんと食べていれば、あとは交互に食べても問題ありませんよ。
食材のなかでは柑橘類や酢などの酸っぱいものに含まれている酢酸や、納豆や山芋などの粘りのある食べ物が有効です。
主食については白米やうどんを玄米やそばに変えるのが効果的。
精製されていないのはその分食物繊維が豊富なので、メニューを選ぶ参考にして下さいね。
そして何より、よく噛んで食事をゆっくり楽しむこと。
よく噛むことで満腹感を感じやすくなるので食べ過ぎの防止に繋がり、自然と食べる量が減らせますよ。
生活編
生活の中では、運動不足と睡眠不足、そしてストレスや強い怒りに注意が必要です。
睡眠不足は、血糖値の上昇を抑えるホルモンの働きが低下することで。
ストレスや強い怒りは、血糖値を上げるホルモンの分泌が促進されることで、それぞれ血糖値の急上昇に繋がってしまいます。
また、喫煙習慣がある人も高血糖になりやすいようです。
血糖値スパイクの症状は年齢や体型を問わず、どんな人にも起こりうる症状。
自分は大丈夫、と考えず、できることを少しずつ始めていきましょう!
血糖値ケアに役立つ「桑の葉」や「菊芋」
さて、血糖値スパイクの予防法は分かりましたが、血糖値が高い状態というのはそれだけで不安なもの。
血糖値が高いままだと糖尿病にも繋がり、あまりにひどくなれば神経障害や足の壊死といった重篤な症状を引き起こします。
そんな恐ろしい病気には、ならないのが一番。
そこで、血糖値のケアに「桑の葉」や「菊芋」の力を借りてみるのはどうでしょうか。
桑の葉には「1-デイキシノジリマイシン(DNJ)」という成分が含まれており、その効果によって血糖値の上昇を防ぐのに役立つと言われています。
食前に桑の葉のお茶やサプリなどを摂取することで、食事の糖質吸収を抑制し、血糖値の急上昇を防ぐことが期待できます。
血糖値の急上昇が防げれば結果的に血糖値スパイクも起こりにくくなり、食後も元気に過ごすことができますね。
もう一つの菊芋は、別名「ヤーコン」とも呼ばれるお芋のこと。
じゃがいもやさつまいもと違ってでんぷん質がほとんど含まれず、たっぷりの食物繊維とフラクトオリゴ糖が含まれたお芋です。
どちらも胃腸を整える成分として注目されており、便秘の改善や、ひいては血糖値や血圧の数値を下げる働きがあるとも言われています。
こちらは生のままでも食べられますが、サプリと比べると少し手間がかかってしまいます。
シロップなど加工されたものであれば手軽に摂取できるので、砂糖代わりに使ってみるのも良いでしょう。
血糖値スパイクを意識した食生活を!
いかがでしたか?
糖尿病のことは知っていても、血糖値スパイクについては知らなかったという方も多いのではないでしょうか。
どちらも健康の為にはならないのが一番。
食べ過ぎ飲み過ぎを避け、野菜を最初に、ゆっくり噛んで食べること。
血糖値スパイクに限らず健康な生活の基本ですね。
血糖値の上昇を抑えて、毎日を元気に過ごしましょう!
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