ケールの栄養価や期待出来る効果・効能にはどのようなものがあるのでしょうか？
「野菜の王様」とも呼ばれるケール、ですがどうして王様なんて呼ばれるかよくわかっていないという方もいらっしゃると思います。
そこでこのページではケールの含有成分や効果・効能を解説。お手軽な摂取方法やおいしい食べ方についてもご紹介しているのでぜひ参考にしてください。
ケールとはどんな素材？
ケールはキャベツやブロッコリーと同じアブラナ科に分類されていて、それらの原種に近い野菜とも言われ、栄養価が高いことで有名な素材です。
この栄養価の高さから、ケールは“野菜の王様”と呼ばれることも。
気になる味は少し独特な苦みですが、国内では青汁素材としても広く用いられていて、スーパーフードとしても注目を集めているんです。
ケールの栄養価と期待される効果・効能
ケールは栄養価が高いとご紹介しましたが、実際どのような栄養素が含まれていて、その効果や効能はどういったものなのでしょうか？
さまざまな栄養素が摂取できるケール、その注目の成分について順番にチェックしていきましょう。
クワココくん
葉酸
葉酸はビタミンBの仲間で、ケールに含まれる栄養素の中でも注目の成分。葉酸が豊富なことから、ケールは国内でも再び着目されています。
ケールに含まれる葉酸はキャベツの約1.5倍とも言われており、これらは赤血球を作るのに欠かせない成分です。葉酸により赤血球が生成されなければ、貧血などの症状を招いてしまう可能性も。
他にも細胞の再生を促す作用やホルモンバランスの正常化が期待されていたり、胎児の成長に欠かせない栄養素と言われている葉酸。
こういった効果から、ケールは妊活中の方や妊娠中の方にもおすすめできる素材と言えるんです。
カルシウム
カルシウムは健康な体づくりに欠かせない栄養素ですが、実は意識していないと不足しがちな成分のひとつ。
骨や歯の健康に関わってくる大事な栄養素ですから、日頃からしっかりと摂取していきたいところです。
そんなカルシウムの含有量はケール100gあたり220mgと、野菜の中でもトップクラスの多さ（小松菜：150mg／100g、ほうれん草：69mg／100g）。しかもケールのカルシウムは牛乳より吸収率が高いと言われているんです。
イライラやストレスの解消、体内のイオンバランス正常化、抗アレルギー作用などさまざまな効果が期待されるカルシウムが豊富な点は大きなメリットと言えるでしょう。
食物繊維
ケールは食物繊維も豊富な食材で、その量は100gあたり3.7g。キャベツが1.8g／100g、小松菜が2.4g/100g、食物繊維が多いことで知られるさつまいも（3.5g／100g）より多いんです。
そのほとんどが水に溶けない食物繊維（不溶性食物繊維）で、この不溶性食物繊維が便をかさ増しし、腸を刺激することで便通改善に役立つとされています。
便通が気になる方、毎朝スッキリが感じられない方は、ケールを日常的に摂り入れてみてはいかがでしょうか。
ルテイン
ルテインは蕎麦や卵黄などに含まれていることが有名な成分ですが、実はケールにも含まれています。
ルテインは目を保護する働きがあるとされていて、有害な光のブロックや眼精疲労の原因となる活性酵素の抑制が期待できるんです。
さらにルテインは白内障の予防にも働きかけるとされているので、目の健康維持にとても役立つ栄養素だと言えるでしょう。
カリウム
ケールにはカリウムが含まれており、体内にたまった余計な塩分やむくみの排出効果が期待できます。
これは細胞の浸透圧を維持、調整する働きによるものですね。
特に女性は日頃からむくみに悩んでいるという方も少なくないと思います。そんな方にもケールはおすすめの食材だと言えるでしょう。
ビタミン類
ケールにはビタミン類も豊富に含まれているんです。
ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどはアンチエイジング効果が期待されており、美肌効果や冷え性、更年期の改善などに効果的と言われています。
これらは活性酸素を減らす作用によるものですね。
骨の健康を保つために欠かせないビタミンKも含まれているので、毎日のビタミン摂取にケールや役立ってくれるでしょう。
ケールを摂るなら青汁が手軽でおすすめ！
栄養価が高く魅力的な食材のケールですが、摂取するなら青汁がおすすめです。
毎日同じ食材を調理して食べるのは大変ですし、そもそもケールを手に入れるのはそう簡単ではありません。
青汁ならサッと溶かして飲めますし、ある程度、長期保存もききますから、無理なく続けていくことが可能です。
たった1杯で豊富な栄養素を簡単に摂取できる…このお手軽さは魅力的ですよね！
また、ケールの青汁を選ぶなら品質の良い有機栽培のものがおすすめ。毎日、身体に入れるものですから、品質の高い安心できる商品を選び、体の内側から健康にしていきましょう。
ケールのおいしい食べ方
最近は健康志向の高まりもあってか、スーパーや道の駅などでときどきケールを見かけるようになってきました。
苦みがあることや馴染みがないことから、料理するにもレパートリーが思いつかないことも多いケール。
ですが実は卵やベーコンなどよくある食材と簡単に炒めるだけでも美味しくいただけます。
苦みが気になるときは塩を入れたお湯でサッと湯がいてみたり、炒めるときにマヨネーズを使用したり、粉チーズや風味の強いオイルと合わせてみるのもおすすめです。
苦みに抵抗がない方は生食のサラダでもいただけますし、お味噌汁やお鍋に入れてもOK。
ケールをミキサーにかけて、スムージー、スープ、パンケーキの生地などに使っても良いですね。
工夫次第でいろいろな食べ方ができますので、ぜひお気に入りのケール料理を楽しんでみてください。
まとめ
毎日バランスの良い食事を心がけるのは正直難しいですから、ひとつでたくさんの栄養素を補ってくれるケールのような食材はとても便利でありがたいですよね。
ケールが野菜コーナーに並ぶことはそれほど多くないかもしれませんが、青汁であればたくさんの商品が市販されています。
青汁なら水で溶いてそのまま飲むだけですから手軽さ抜群。面倒な手間のないケールの青汁を、毎日の健康ケアに役立ててみてはいかがでしょうか。
クワココくん
