スーパーで八百屋で買ってきた生姜(しょうが)。
ですが、生姜って一度の料理でそんなに多く使用するものではないですよね?余った生姜はまた次の料理で使いたい…でも、いつ生姜を使うかわからない…。
そんな時のために、このページでは生姜の保存方法をご紹介。用途などによってぜひ、保存方法を上手に選んでみてくださいね。
生姜の保存にベストな環境とは!?
実は、生姜(しょうが)の保存に一番適した環境は、だいたい気温15℃で湿度が90%と言われており、この生姜にとってベストな環境を維持し続けることができた場合には、1年ほど保存可能だと言われています。
ですが、家庭でこの環境を作り維持することはとても困難。季節や環境に合わせて最適な保存方法を選ぶ必要があるんです。
買ってきた生姜を、袋に入れたまま放置すると、どうしてもカビが生えたり乾燥したりしやすくなるので、別容器に入れて保存することをおすすめします。
生姜を常温保存する
最も簡単でおすすめなのが「密封された容器に入れて室内に放置する」という方法です。
この方法なら、常温でも2週間~1ヶ月ほど保存が可能(環境によってはもっと長期保存できる場合も)。たとえ生姜の表面が乾燥していたとしても、中はしっかりと潤っているはずなので、表面だけ見て心配せず、切って断面を見るようにしてください。
表面の乾燥が気になる方は、紙袋や新聞紙などで生姜をひとつずつ包む方法も。その際は風通しが良い冷暗所に置きましょう。
7~9月は室内の気温が上がりやすいため、常温保存はNG。暑い時季は、冷蔵庫の野菜室に入れて保存すると良いと言われ、また気温が10度以下となってしまう地域は、冬場も野菜室に入れて一定気温で保存するようにしましょう。
生姜を冷蔵保存する
生姜を冷蔵庫で保存する場合は、なるべく「野菜室」で保存するようにしましょう。
もし野菜室のない、一人暮らし用などの小さな冷蔵庫を使用している方は、新聞紙や紙袋などに包んでから、密封できるジッパーつきの袋などに入れて保存するようにしてください。
保存期間はこちらも1ヶ月程度。寒すぎる環境も生姜にとっては良くないため、ほどよい環境を整えられるようにするとさらに長持ちするはずです。
生姜を冷凍保存する
冷凍庫で生姜を保存する場合には、用途に合わせてカットもしくはすりおろしておくことをおすすめします。
目的に合わせたサイズにカットしたりすりおろしたりして冷凍で保存しておけば、まま使用することができるため便利。自然解凍してから調理に使っても良いですが、冷凍のまま使っても問題はありません。
輪切りや千切り、みじん切り、すりおろした状態などにしてから冷凍保存してみてください。その際は、一度に使用する量を小分けにして、ラップに包んでからジッパーのついた袋へ入れて密封するのがベストです。
すりおろしたものを冷凍保存する際、平たく伸ばして冷凍保存すれば、必要な量だけ割って使うことも可能。また、すりおろした生姜を製氷機に入れて凍らせるという方法もあります。これなら生姜湯や生姜紅茶にも便利ですね。
冷凍で保存した場合、いずれも1~2ヶ月は保存可能です。
生姜のその他の保存方法
その他の保存方法もご紹介します。
水に浸けて保存する
実は生姜は、水に浸けて保存するのもおすすめです。生姜を水洗いしたら、煮沸消毒した瓶などの保存容器に入れ、あとは生姜がかぶるくらいの水を入れて冷蔵庫に入れるだけと、面倒なことはありません。
生姜の乾燥を防ぐにはこの方法が最適。定期的にキレイな水に取り換えることで1ヶ月ほどは保管できますが、水の交換を忘れてしまうと生姜が傷んでしまう可能性も。
2~4日ごとに水を交換するのを忘れないようにしてくださいね。ちなみに水に浸けて保存する場合、生姜の皮をむいてからでもOKです。
乾燥させて保存する
乾燥させてから保存する場合、手間と時間がかかりますが、長期保存が可能です。
- 生姜を薄くスライスする
- 盆ざるに並べる
- 1週間ほど乾燥させる
- 完全に乾いたら密閉容器に入れる
手順を見ると簡単そうですが、できるだけ薄くスライスすること、しっかりと水分を飛ばすこと、など気をつけておかないとカビが発生することも。上手に乾燥させれば、3ヶ月ほどは保存可能です。
乾燥させてカリカリになった生姜は、ミキサーなどで粉砕すると「生姜パウダー」になるので、スープや炒め物、ドリンクにも使いやすいと思います。
クワココくん
酢漬けにする
こちらは番外編。スライスした生姜と酢を煮沸消毒した瓶に入れて酢漬けにする方法でも、長期保存が可能です。
作っておくと常備菜になるので、生姜が余ってしまったときに試してみてくださいね。唐辛子を入れてピリッと大人味にするのもおすすめです。
生姜を上手に保存して美味しく食べよう!
生姜の保存方法と、それぞれの保存期間についてご紹介しました。
生姜を上手に保管すれば、無駄なく使いきることができます。使おうと思ったらカビていた…腐っていた…というのはもったいないので、ぜひ好きな方法で保存してみましょう。
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