健康や美容のために青汁を飲んでいる方は少なくないと思います。
中には「なんとなく良さそうだから…」と青汁を飲んでいる方もいらっしゃると思いますが、それぞれどんな目的で青汁を取り入れているのでしょうか?
そこで本ページでは青汁を飲む目的や、青汁の種類・原材料などの基礎知識について触れていきたいと思います。
選び方のポイントを押さえながら青汁を健康に役立ててみてください。
青汁を摂る目的とは?
青汁はどのような目的で摂取するのが望ましいのでしょうか?
青汁にはたくさんの栄養素が含まれているため、健康や美容のために飲むことを検討する方も多いと思います。
もちろんこれは間違いではないのですが、大前提として青汁はあくまでも「食品」。健康維持や美容に役立ってくれるはずですが、病気の治療目的などで摂取するものではありません。
また、青汁だけに頼りすぎる生活もおすすめしません。
日頃それなりの食生活を意識したうえで、不足している栄養素を補うための選択肢として考えていきましょう。
青汁の主な種類
では、青汁にはどんな種類があるのでしょうか?
一般に流通している青汁は、「粉末タイプ」と「冷凍タイプ」が主な種類となっています。
それぞれどのような特徴があるのかチェックしていきましょう。
粉末タイプ
粉末タイプは、コップに入れた粉末を水やお湯で溶かすだけですぐに飲める青汁になります。シェイカーを使っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その手軽さからいつでも簡単に飲みやすく、比較的継続しやすい点はメリットですね。
外出時や宿泊の際に持ち運びしやすいのも嬉しいポイント。
次に紹介する冷凍タイプより安価なことが多く、味もどちらかというとスッキリとしており飲みやすい商品が多くなっています。
冷凍タイプ
冷凍タイプは凍らせた青汁を流水やぬるま湯につけて解凍して飲むものです。
解凍する分、粉末タイプより少し手間はありますが、余計な添加物の入っていない商品が多いのもメリット。
ただ粉末タイプと比較すると値段が高めというデメリットがあり、味は粉末タイプと比べて素材の味や風味を強く感じるものが多いので、人によっては好みが分かれるかもしれません。
青汁に使用される素材・原材料
青汁には大きく2つの種類があることが分かりましたが、使用されている素材にはどのようなものがあるのでしょうか?
代表的なものは「桑の葉」「大麦若葉」「ケール」「明日葉」の4つです。
それぞれの原材料について詳細を見ていきましょう。
桑の葉
桑の葉は鉄分やカルシウムが豊富な、近年話題の素材です。
苦味のない味わいが特徴的で、桑の葉100%の青汁は飲みやすいのがメリット。飲みやすい=続けやすいということになりますから、青汁初心者の方は桑の葉の青汁から試してみると良いかもしれませんね。
青汁に含まれている「1-デオキシノジリマイシン(DNJ)」という成分は、糖の吸収を抑える働きが期待できるので、血糖値が心配な方や炭水化物が好きな方は、桑の葉の青汁がおすすめだと言えるでしょう。
食前に飲んでおくことで、食事で摂取する糖質に働きかけてくれるとされています。
大麦若葉
青汁に用いられている1つ目の素材は、大麦若葉です。青汁の原材料としてはかなりメジャーですね。
ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素がバランス良く含まれていることから野菜不足を補うのにぴったりで、鉄分不足だと感じている人にもおすすめできます。
青汁の原材料としては比較的飲みやすい味もポイントと言えるでしょう。
ケール
野菜の王様と呼ばれるケールも、青汁の原材料として用いられる素材のひとつ。
その名の通り栄養素が豊富でビタミンやミネラルを摂取できるほか、日頃のカルシウム不足が気になる方にもおすすめの原材料です。
ただしその味は独特の苦みが特徴的なので、苦手という方もいらっしゃるかもしれません。
栄養素は素晴らしい原材料のひとつですが、飲みにくさを感じる方は、他素材の青汁を選ぶか、他素材をブレンドした青汁を選ぶと良いかもしれません。
明日葉
食物繊維やビタミンが豊富な明日葉も青汁の原材料に使用されることのある素材のひとつです。
明日葉にはカルコンやクマリンといった特徴的な栄養素も含まれており、健康だけでなく美容が気になる人にもおすすめの原材料と言えるでしょう。
明日葉の青汁は比較的飲みやすい味ですが、大麦若葉と比べるとやや苦みを感じてしまうことがあります。
青汁の選び方について
いくつか種類のある青汁ですが、その選び方としてはどのようなポイントを押さえるとよいのでしょうか?
まず大前提として、やはり目的にあったものを選ぶのがベスト。
ご紹介してきたように青汁と一言で言っても、その原材料や含まれている栄養素は異なります。自分に不足している栄養素は何か?期待する効果は?などを考えて選ぶようにしましょう。
不足している栄養素を補うための青汁ですから、1~2日飲んだだけではあまり働きは期待できず、やはり継続して飲むことが推奨されます。
そうなると原材料に余計なものは入っていない商品、添加物不使用の商品や、産地にもこだわって選びたいもの。
自分やご家族の体に摂り入れる青汁だからこそ、品質も重視して選んでいただきたいと思います。
青汁を健康的な生活に役立てよう
青汁は病気の治療目的ではなくあくまでも食品として必要な栄養素を摂取するものです。
それをふまえた上で自分に必要な栄養素や期待したい効果などから青汁を選んでいきましょう。
毎日の生活のなかに青汁を習慣として取り入れることで、自身の健康的な生活に役立ててみてくださいね。