「麦茶(大麦茶)ってどんな効き目があるの?」「飲み過ぎは良くない?」
このように麦茶(大麦茶)の味は知っているけれど、効果・効能や副作用が気になる!という人もいるでしょう。
この記事では麦茶(大麦茶)にはどんな栄養素が含まれるのか、それによってどんな健康効果が期待できるのか解説します。
最後にはいつもと違った味を楽しめる、麦茶(大麦茶)のアレンジレシピも紹介しているので、ぜひ最後までご覧くださいね。
麦茶(大麦茶)はどんなお茶?
麦茶(大麦茶)とは文字通り、麦から作られたお茶のこと。麦茶のもととなる大麦を焙煎することで、香ばしい味や香りを出しています。
普段使いのお茶として愛用している方も多い麦茶(大麦茶)ですが、食物繊維、カルシウム、ビタミンB1などのミネラル成分が豊富。
特に麦茶(大麦茶)の食物繊維は、さつまいもの4倍、精白米の17倍!さまざまな健康維持のケアをしてくれる効果があるのです。
また、麦茶(大麦茶)に含まれている「アルキルピラジン」は、血液をサラサラにしてくれる効果も期待できるので、生活習慣病予防も期待できるかもしれませんね。
カロリーや糖質もほとんど含まれませんから、ダイエットや美容にもおすすめ。ノンカフェインなので量を気にせずゴクゴクお飲みいただける健康茶の一つです。
他にも麦茶(大麦茶)は、ミネラルが多く含まれているため、熱中症予防にも最適。熱中症予防として、麦茶に塩や砂糖を適量加えるとさらに効果的とされています。
麦茶(大麦茶)に期待される効果・効能
麦茶(大麦茶)を飲んでも「これといった効果を実感しない、むしろどんな効果があるの?」と感じる人もいるでしょう。
麦茶(大麦茶)には、水分補給としてだけでなく、病気の予防にも効果・効能があるといわれています。
では具体的にどういった効果・効能があるのか、みていきましょう。
胃の不快感を緩和
麦茶(大麦茶)は、胃の粘膜を保護して、炎症を抑えてくれる効果が期待されています。
ストレスでや食べ過ぎで胃がキリキリしたり、夏バテで胃の不快感を感じた場合は麦茶を飲むのがおすすめです。
キンキンに冷えた麦茶を飲むと胃に負担が大きいので、常温の麦茶を飲んでみましょう。
抗酸化作用
麦茶(大麦茶)は、ガン、脳卒中、動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病などの病気を予防するといわれています。
というのも、麦茶(大麦茶)には「ポリフェノール」が含まれているから。
ポリフェノールは、ガンなどの病気の原因となる「活性酸素」の働きを抑えてくれるので、病気の予防に役立つとされているのです。
夏は水分不足で血栓(血のかたまり)ができることで、脳梗塞が起きやすくなります。
汗をかきやすいときは、麦茶(大麦茶)を飲んで、脳梗塞や熱中症ケアをしましょう。
便秘改善
麦茶(大麦茶)には、水溶性食物繊維と、不溶性食物繊維がバランス良く含まれています。
豊富な食物繊維が胃腸の働きを活発化させ、便を排出しやすくしてくれるので、便秘解消に役立つのです。
便秘が解消し腸の調子が良くなれば、肌質や免疫力の向上などにもつながりますよ。
血液をサラサラに
血液がドロドロして血行が悪いと、冷え性になったり、顔のしわやくすみが目立ったりして実年齢よりも老けて見える原因になってしまいます。
もちろん見た目の問題だけでなく、高血圧を引き起こしたり血栓ができやすくなったりなど怖いリスクも。
麦茶(大麦茶)には、「アルキルピラジン」という成分が含まれており、血液をサラサラにして高血圧や血栓を予防するといわれています。
日常的に麦茶(大麦茶)を飲むことで、健康ケアができるということですね。
虫歯予防
意外かもしれませんが、麦茶(大麦茶)は虫歯の原因菌であるミュータンス菌の生成や、バクテリアなどの微生物の固着を防いでくれるとされます。
口内で、微生物や菌類などが生成され歯に付着して固まるのをケアしてくれるのです。
ですから、虫歯になりにくい口内環境を作るために、食事中や食後に麦茶を飲むのがおすすめ。
ただ、麦茶を飲めば絶対に虫歯にならないというわけではありませんから、歯磨きなど適切なケアを怠らないようにしてくださいね。
麦茶(大麦茶)の副作用&アレルギーについて
麦茶(大麦茶)には副作用がなく、飲みすぎてしまっても問題ありません。
むしろ水分補給は、体の老廃物を排出してくれたり、お肌の水分を保ってくれたりするので、むくまない程度に飲むとよいでしょう。
ただ麦茶(大麦茶)には体を冷やす効果があるとされているので、冷たい麦茶を飲むと体を冷やしすぎてしまう恐れがあります。
キンキンに冷えた麦茶を飲むことで血行が悪くなり、むくみの原因となることもあるので注意しましょう。
しかも麦が原因ではありますが、麦茶(大麦茶)にはグルテンが含まれていないため、小麦アレルギーの人でも飲めます。
しかし初めて飲む場合や重度の小麦アレルギーの人が飲むときは、必ず医師に相談してから飲みましょう。
麦茶(大麦茶)に含まれるカリウムという成分には利尿作用があり、体の老廃物をデトックスしてくれます。
とはいえ麦茶(大麦茶)は、コーヒーや紅茶よりも利尿作用が小さいので、夏の水分補給としてもお飲みいただけます。
さらに麦茶(大麦茶)にはカフェインが入っていないので、妊婦さんはもちろん離乳食の始まった赤ちゃんにも与えることができます。
赤ちゃんに与える場合は、ミルクや離乳食に影響しない程度で飲ませてあげるといいでしょう。
麦茶(大麦茶)をおすすめしたい人
以上を踏まえて麦茶(大麦茶)をおすすめしたい人は次のような人です。
- 便秘気味の人
- ダイエットしたい人
- 汗をよくかき熱中症が心配な人
- 胃の調子が悪い人
麦茶(大麦茶)を飲めば、便秘や胃の調子がよくなったり、痩せたりするということは断言できません。
しかし麦茶(大麦茶)に含まれているミネラル成分によって、普通の水を飲むよりも健康ケアができます。
これらに当てはまる人は、ぜひ毎日の水分補給に取り入れてはいかがでしょうか?
麦茶(大麦茶)の飲み方&アレンジ方法
麦茶(大麦茶)は水出しがよいのか、他にどんなアレンジ方法があるのか、気になりますよね。
美味しく飲める飲み方や、いつもと違った味を楽しみたい人に向けて紹介していきます。
水出し麦茶と煮出し麦茶の違い
麦茶(大麦茶)の場合、水出しと煮出しではほとんど栄養素に違いはありません。
水出しと煮出しで違うのは「香り」です。
コクのある麦茶(大麦茶)がお好きな人は、「煮出し」にして飲むことをおすすめします。
美味しいアレンジ方法
次に麦茶(大麦茶)をもっと美味しくお飲みいただける「カルピス麦茶」のレシピを紹介します。
カルピスは子供にも人気の飲み物ですよね。
カルピスの原液は通常水や氷で割りますが、麦茶(大麦茶)で割るとさっぱりとした甘いジュースになるんです。
- カルピス原液を規定量入れる
- 氷をお好みの量入れる
- 規定量に合わせて麦茶を入れる
基本的にはカルピスのパッケージに書いてある規定量を入れますが、ダイエット中であればお好みに合わせて氷と麦茶の量を多くしてみても良いかもしれませんね。
高品質な麦茶(大麦茶)で健康ケアを!
今回は麦茶(大麦茶)の効果や効能、おすすめの飲み方を紹介しました。
麦茶(大麦茶)は、どこのご家庭にもある一般的なお茶で、子供からお年寄りのみんなに愛されています。
苦味がなくすっきりとしていて飲みやすいだけなく、胃痛緩和、抗酸化作用、便秘改善といった健康のケアもできます。
常温の麦茶を飲めば、体を冷やして夏の熱中症予防に役立てられるので、ぜひ飲んでみてくださいね。