肥沃な土壌、自然の滋養
島根県の中央部、雄大な中国山地の懐に抱かれるように、ひっそりと桜江町はあります。
約9割が林野(りんや)という、まさに山間の町。桜江町に降り立つと、その雄大で手つかずの美しい自然にまず驚かれることでしょう。
広大な自然に囲まれ、生き物がのびのびと育つために必要な環境が全て揃っている場所、それが桜江町なのです。
有機畑で収穫、すぐに加工するから保持できる高い鮮度
土作りから、オーガニック栽培にこだわってつくりあげた有機畑。採取した農作物は、近隣にある自社工場で手早く加工します。
採れたての有機野菜を、鮮度を保ったまま加工しお客様に直接お届け。風味豊かなことはもちろん、有効成分そのままに鮮度の高い商品を産地直送でお届けすることができるのです。
一級河川「江ノ川」がもたらす大地の恵み
町の中央には一級河川「江ノ川」が滔々と流れ、付近の土壌へ静かに恵みをもたらしています。
かつて養蚕業が栄えた頃、桜江町には広大な桑畑が一面に広がっていました。
過去、何度もこの江ノ川は氾濫しましたが、同時に肥沃な土壌を運び、自然の滋養をたっぷりともたらし、桑の木がすくすくと生育する環境を整えたのです。
昭和40年代頃、桜江町は養蚕業が盛んであり、米作と同じ程度の収入がありましたが、養蚕業の衰退に伴い、桑の木が手入れをされないまま残されていました。
その荒廃した桑畑に育つ桑の葉の魅力を世に知らせたい、健康維持に役立てていただきたい・・・そんな思いから、桜江町桑茶生産組合の事業がスタートしたのです。
私たちは2000年に農業生産法人として認可をいただき、桜江町内で放置されていた桑圃場を地権者から借り受け整備、桑の葉をお茶に加工することに成功したのです。
現在では桑茶が桜江町が所在する島根県江津市の特産品として認識され、1998年の創業以来、のパイオニアとして桑葉業界をリードしております。
周囲の農薬に影響を受けない広大な畑
低農薬栽培を中心に農作物を育てようとしても、近隣の農地で農薬を使っているとその影響を受けてしまうケースがあります。
また都市部や幹線道路などに隣接した畑の場合、せっかくの有機栽培も完全とは言えなくなります。
しかし桜江町桑茶生産組合が整備をすすめ桑畑として利用している広大な敷地は、周囲の農薬の影響を受けていません。
ISO2000を取得いたしました
有限会社桜江町桑茶生産組合は、より安心・安全な商品をご提供するために、食品安全マネジメントシステムISO 22000を取得しました。
ISO 22000は、HACCPの食品衛生管理手法をもとに、消費者様への安全な食品提供を可能にする食品安全マネジメントシステム(FSMS)の国際規格です。
ISO 22000審査を行うことで、食品の安全な提供にまつわるさまざまなリスクを低減することが可能になります。
更に、しまね有機ファームグループの「桜江町桑茶生産組合」では工場だけでなく桑・大麦若葉・ケール・生姜など青汁原料や野菜の栽培・収穫までISO22000を取得しました。
有機JASだけでなくISOを取得することで農薬や化学肥料を使わない栽培・トレース管理だけでなく、菌や腐食、異物被害などの食品衛生も畑から管理することでより安心いただける商品をお届けできるようになりました。