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桑の実摘み体験宿泊パック

桑の実が収穫できる時期だけの期間限定の体験型宿泊パック。ご家族、グループでのんびりお過ごしいただける風の国1泊2食と桑畑での桑の実つみ体験のパックです。無農薬栽培の昔懐かしい桑の実つみをこの機会にぜひご体験下さい。

■開催場所  島根県桜江町・桑園内
(桑畑の詳しい場所などは、ご予約の際にお知らせ致します。)
■開催日時  平成16年5月27日(木)〜30日(日)
■詳細情報 「風の国最新ニュース」

晴天の桜江町で、
期間限定「桑の実摘みツアー」始まる!

去る5月28日(金)、よく晴れた空の下、島根県邑智郡桜江町の桑畑で「桑の実摘みツアー」が開催されました。黒く熟した桑の実が収穫できるのは、1年に10日間ほどだけ。かつて桑の実摘みは馴染み深いものでしたが、手入れの行き届いた桑畑が少なくなった現在、この期間限定ツアーの噂が広がり好評を博しています。この日も主に広島方面から、日帰り(無料送迎バス)・宿泊(マイカー)含め、多くの参加者が来訪しました。3日間にわたるツアーの初日の模様をリポートします!

幼い頃に食べた桑の実の味
60年前と同じ甘さに大満足!

平日ということもあり、この日の参加者は、幼い頃に桑の実摘みの体験を持つ年輩の方々が多いようでした。でも、なかには孫と共に来訪されている方も。「桑の実を摘むのは初めて。桑と言えば蚕が食べる葉っぱと思っていましたけど、こんな実がなるなんて。甘酸っぱくてとてもおいしい実なんですねぇ」(68歳女性)。いとこに誘われて来訪されたようですが、「この桑の実の色、服につかんかねぇ?」「だから白い服は止めときと言っただろうに〜」とはしゃぐ2人の姿は、まるで子どもの頃に戻ったかのようでした。
彼女を誘ったいとこの方(71歳女性)は、昨年もツアーに参加されたそうで、「去年、60年ぶりに食べた桑の実の味が忘れられなくてねぇ。とにかく懐かしゅうて懐かしゅうて」。お味のほうは昔と変わりませんか? と尋ねたところ、「ええ、全くこの味のままでしたねぇ」と嬉しそうにお話になりました。

「そうそう、この味!」
桑の実摘みの思いはそれぞれ

ツアーには、夫婦での参加者も目立ちました。「小学校に桑の木があったのをよく憶えています。今桑の実を食べてみると、ほの甘くて、あぁこの味!って感じ。あの頃は、ほかにもイチジク、かき、さつまいも、と何でも食べました。甘いものなんてあまり無かったですから、虫歯になんかならなかったんですよ」(50代女性)。

さらに広い畑を眺め渡すと、ぽつんと一人、黙々と実を摘む男性の姿が……。「生家の近くに大きな桑の木があったんですよ。もう遠い昔のことで味も何も憶えておらんけど、木に登って夢中で採ったことだけは憶えちょる。ひとことで言えば、郷愁ですな。やっぱり懐かしいねぇ」(75歳男性)。

桑の実の味を懐かしむ方、木に登って採ったことを懐かしむ方と、思いは人それぞれなんですね。でもひとつひとつ丁寧に実を摘み、何十年かぶりに桑の実を食べられている姿は、まるでこれまでの長い人生をゆっくりと辿り直しているようにも見えました。

服をまっ黒にして叱られた良き思い出
あっという間に時間は過ぎて……

話を伺っていると、実際に生家で養蚕をしていた方もおられました。当時はまだ小さい子どもで、養蚕を手伝うことはあまりなかったそうですが、母が機織りをしている姿が目に焼き付いているそうです。「桑畑を見たとき、まるで記憶のなかの風景が目の前に広がっている感じでした。母は、くず繭を紡いでよく機織りをしていました。よく憶えていますけど、紡いでいると所々に節ができるんですね。綺麗な織物もいいですが、節のある母の織物も、今思うとあれはあれで綺麗だったんだなぁと思いますね」(74歳女性)。

その方にとっては、桑といえばやはり「お蚕さま」の食べるもの。でも、母に内緒で畑に入り、よく桑の実を食べていたそうです。綺麗に剪定された生家の畑を、懐かしく思い出されていました。

また、3年連続で訪れている女性は、採った桑の実をジャムにして食べるそうです。砂糖を入れて煮詰めて、ざるで漉した桑の実のエキスだけを使用するのだとか。「私は子供の頃を北京で暮らしましたが、通っていた学校の校庭に桑の木があったんです。中国では、昔からナツメやハスの実など、木の実をよく食べるんですよ。そして、桑の実も甘いおやつのひとつでしたね。胸のポケットにいっぱい入れて、走り回って遊んで、帰って来たら実が潰れていてまっ黒。よく母に叱られましたねぇ(笑)」(75歳女性)。
この方の桑の実摘みは独特。木を軽くゆすって、落ちて来た実だけを拾うのです。「よく熟れた実は、こうしてゆするだけで落ちてくるんですよ。無理に採った実は、まだまだ酸っぱいだけ。桑の実摘みって、実はとても簡単なんですよ」。カゴの中には、真っ黒に熟した大ぶりの桑の実がたっぷり。あっという間に時間が過ぎる中、カゴを2つも抱えて笑顔いっぱいでした。

約1時間ほど、畑で桑摘みを楽しまれたみなさま。桑畑からバスで約15分、同じ桜江町にある温泉リゾート「風の国」で、参加者全員に「桜江桑御膳」が用意されました。みなさま、おつかれさまでした!